結婚発表に“勇気ある批判”も AKB48高橋朱里ら次世代4人のスピーチがファンの心を打った理由<第9回AKB48選抜総選挙>

モデルプレス

(左から)込山榛香、高橋朱里、岡田奈々、向井地美音 (C)モデルプレス

【高橋朱里・岡田奈々・向井地美音・込山榛香/モデルプレス=6月18日】17日に沖縄県・豊見城市立中央公民館にてAKB48の「第9回49thシングル選抜総選挙」の開票イベントが開催された。NMB48須藤凜々花がスピーチ中に結婚することを電撃発表するという前代未聞の出来事もあったが、そんななか、AKB48若手メンバーのスピーチが話題を呼んでいる。

◆須藤凜々花、結婚宣言

この日、20位にランクインした須藤は、「1番嬉しいです。人として足りない部分がたくさんあって、そんな中でこのグループ、人の愛を知って、初めて人を愛することを知りました」と前置きした上で、「私、須藤凜々花は結婚します」と衝撃報告。

「すごくふざけているように思うかもしれませんが、本気で、こんなに好きになれる人に出会えました」と話し、「私は今までのアイドル人生に1点の曇りもありません。皆さんのことも大好きでした。結婚する気持ちも本気です」と改めて心境を語り、この一大事件に発表を把握してなかったスタッフやメンバーも混乱。大きな話題となっている。

モデルプレスの取材によると須藤の結婚は事実。近日中に須藤が会見を行う。

◆高橋朱里「本当に胸が痛い」

発表後、客席では驚きの表情を浮かべるメンバーや理解しきれていないメンバーの反応で溢れたが、フジテレビ生中継も入り、時間が制限されているため、詳細は後日改めて報告するとのことで、須藤のスピーチは多くの謎が残ったまま切り上げられた。

その後、気を取り直しメンバーが各々のスピーチを披露したなか、須藤について言及したのが11位にランクインしたチーム4キャプテンの高橋朱里。

「客席から、フューチャーガールズから呼ばれるメンバーを見ていて、悔しくて涙を流すメンバーとか、きっとファンの皆さんと、悔しくて、喜んでメンバーがいる中で、アンダーガールズのそこまで上げてくれた皆さんがいる中で、『結婚したい』とか、『結婚します』とか、そういうファンの皆さんが複雑な気持ちになってしまうことを言うメンバーを見て、それまでに涙を流していたメンバーの気持ちを考えると、本当に胸が痛いです」と自身も涙を目に溜めながら神妙な面持ちで須藤の行動に本音を吐露した。

◆岡田奈々は「風紀委員長」宣言

そんな高橋に続いたのが、9位に選ばれた同じくチーム4で副キャプテンを務めるほか、新しく出来た姉妹グループSTU48のキャプテンも兼任する岡田奈々。

「今のAKBグループは、スキャンダルだったり、問題を起こしてそれをネタにしたり笑いにしたりして、そこから這い上がるメンバーがよく見られます…いいと思うんです!みんなが一緒じゃ絶対つまらないし、そういう人がいてもいいと思ったんですけど」と前置きした上で、「でもそれを真似していいとは絶対思わないし、自分は真面目にやっていてもいつか必ずAKB48のてっぺんをとれると思っています。真っ直ぐに頑張っている人が報われるように、グループを変えていきたいです」と持論を展開しながら熱く決意表明。「48グループの風紀委員長を目指して、これからも全力疾走していきたいと思います!」と後輩のお手本になるようなアイドルになることを宣言した。

◆“次期総監督”候補2人の発言に…

高橋は“若手”と言うよりは“中堅”に近くなってきた12期生。加入したばかりの頃、『有吉AKB共和国』で小嶋陽菜に「目が死んでる」と言われたことをきっかけに「メッシ」というあだ名がついていた過去を持つが、今ではそれが信じられないくらいの熱血キャラクターに。落ち着いたトーク力などで、先輩後輩メンバー双方から慕われている。

一方、岡田は14期生で、“真面目過ぎる”キャラクターで有名。その統率力を期待され、STU48を、劇場支配人を務めるHKT48指原莉乃と任されている。

横山由依の後を継ぐ“次期総監督”の筆頭候補としてあげられることが多い2人の発言には大きな反響が寄せられており、1位の指原はイベント後の囲み取材で「メンバーも色んな考えがあるようでステージ上でそれを批判するメンバーもいましたけど、それぞれの形があるのでそのメンバーもすごく勇気のある発言だしかっこよかったと思う」とコメント。

“須藤らしい”ともいえる結婚発表を素直に祝福したり、「面白い」という意見もある一方で、やはり受け入れられない人も多数いる現在の状況で、高橋、岡田といった意識を持つメンバーが上位にランクインしたことが大きな救いとなったのは事実。「朱里となぁちゃんのスピーチに感動」「よく言ってくれた」「ファンとして溜飲が下がった」「やっぱりジキソーはこの2人だな」「見直した」「推せる」と称賛の声が殺到している。

◆みーおん&こみはるの言葉にも感動

また、15期生の向井地美音と込山榛香のスピーチも強く印象に残った。

向井地は、前回の13位から17位にランクダウンし、選抜入りを逃してしまったが、「本当は選抜に入って言いたかったんですけど、今のAKB48は姉妹グループにすごく支えられている。でもやっぱり48グループの中でAKB48が1番であり続けたいという思いは変わらない。引っ張っていきたいです」と声を震わせながら“AKB愛”を熱弁。

姉妹グループの活躍に触れながら「AKB48はAKB48のものなんだと、誰にも渡さないと、そう宣言したいです」と次世代エースとして力強い言葉を残した。

昨年21位から52位に大幅に下がってしまった込山は「先輩がどんどん卒業していく中でインタビューをしていると『これからのAKB48は大丈夫か?』って聞かれることがあります」と、常日頃ささやかれるAKB48の危機について言及。「こんなことを言える立場じゃないと思ってるんですけど」としながら、「大丈夫です。私は今のAKB48が大好きです」と胸を張り、悔し涙を流しながらの前向きな言葉はグッと来るものがあった。

姉妹グループや坂道グループの躍進と、一時代を築いたメンバーの相次ぐ卒業を受け、「AKB終わる」などとは、ここ数年ずっと言われてきたこと。そんな憂いを払拭する熱の込もった言葉は“本店”(=AKB48のこと、支店=姉妹グループ)ファンにとっては感動を呼ぶもので、「今を生きてるメンバーのスピーチが素晴らしくて涙が出た」「本店ヲタは考えさせられたな」「素晴らしすぎる」「改めてAKBは大丈夫って思えた」といった声が多数上がっている。

◆無観客だからこそ生まれたドラマ?

終演後、フジテレビ中継に参加したミッツ・マングローブは「アイドルというもの、もしくはAKBというものに色んな意識を持ってるんだなって。人によって色んな葛藤があったり矛盾が生じてるのかもしれないけど、それも込みでAKBなんだな、AKBって面白いねって改めて思いました」と、元メンバーの小嶋も「数年前の総選挙で『スピーチが超つまらなかった』とか言ったんですけど、今年は皆が意思があってすごく楽しませて頂きました」とそれぞれイベントを楽しんだ様子でコメント。

悪天候のため屋外イベントが中止となり、史上初の無観客という状況に「盛り上がりに欠けるのでは?」という危惧もあったが、そんな心配は必要なかったようだ。

指原も囲み取材にて「でも今日のステージすごく良かったなって思ってて。あんなにメンバーが自分の気持ち吐き出してくれると思ってくれなかった」「今日この形じゃなかったら言えてなかったこと沢山あると思う」と結果的に会場の雰囲気が、メンバーのより奥深くの本音を引き出したのではないか、と予想しており、様々な意味で、48グループ史上歴史に残る1日となったことは間違いない。

◆「第9回49thシングル選抜総選挙」

AKB48の選抜総選挙は今年で9回目。第1回(2009年)と第3回(2011年)は前田敦子、第2回(2010年)と第4回(2012年)は大島優子、第5回(2013年)、第7回(2015年)、第8回(2016年)は指原莉乃、第6回(2014年)は渡辺麻友がセンターを獲得。

昨年に続き今回も立候補制を導入し、2017年3月20日時点でAKB48・SKE48・NMB48・HKT48・NGT48・STU48に在籍しているメンバー、海外に専任移籍している元AKB48メンバーのいずれかを満たしている者が対象。

今回の総選挙では49thシングル選抜メンバー16名(1位~16位)のほか、アンダーガールズ16名(17位~32位)、ネクストガールズ16名(33位~48位)、フューチャーガールズ16名(49位~64位)、アップカミングガールズ16名(65位~80位)をファンの投票により決定するべく、全グループから322人が順位を競い合い、指原が史上初の3連覇を果たした。

なお、開票イベントは、同県・豊崎海浜公園・豊崎美らSUNビーチでの開催が予定されていたが、悪天候のため別会場で開催となり、グループコンサートは中止となった。(modelpress編集部)

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