DTPとはどういう意味? DTPオペレーターになるにはどうすればいい?

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求人広告でよく見掛ける「DTPオペレーター」や「DTPデザイナー」といった仕事ですが、みなさんはどんなことをする仕事なのか知っていますか? そもそも、「DTP」という言葉自体、何を意味しているのか知らない人が多いかもしれませんね。そこで今回は、このDTPとはどういう意味かや、DTPオペレーター、DTPデザイナーがどんな仕事なのかをまとめてみました。

■DTPとは何? 意味は?
「DTP」は「DeskTop Publishing」という言葉の略で、「パソコン上で印刷物のデータを制作すること」を意味します。
DTPが登場する以前は、まずどんな紙面にするのかをデザイナーがデザインし、そのデザインどおりに、原稿や写真を入れ込んで「版下」と呼ばれる「製版用の原稿」を作成。この版下を基に、印刷会社は「版」を起こし、紙面を印刷するのです。パソコンを使えば、デザインから版下制作までを一人で行うことが可能です。これを一般的にDTPと呼びます。日本では1990年代前半から使われるようになり、現在では出版物を作る際には欠かせないものとなっています。

■DTPデザイナーやDTPオペレーターってどんな仕事?
DTPデザイナーは、『InDesign』などのDTPソフトで印刷物の紙面レイアウトや、デザインを行います。一方のDTPオペレーターは、同じくDTPソフトを使って、デザイナーが作成したデザインどおりに最終的な印刷データを作成したり、印刷データをよりよいものにするための修正・加工を行うことが仕事です。
それぞれ分業で行うこともありますが、DTPデザイナーが最終的な印刷データを作るなど、DTPオペレーターの作業も行うことがほとんど。データを受け渡す手間も省け、作成に余計な時間もかかりませんし、何より人件費削減にもなるため、「DTPデザイナー兼DTPオペレーター」といった内容の募集が多く見られます。

■DTPデザイナーやDTPオペレーターに必要なスキルは?
DTPデザイナーに求められるのは、まず第一にデザイン能力です。どのようなレイアウトにするか、またどういった色を使うかなどは、学んだり、経験を積まないとなかなか身に付くものではありませんから、デザイナーになりたい場合はまずデザインの勉強をするべきです。
早い段階からデザイナーを志している場合は、美術系の大学や専門学校で学ぶなどできますが、すでに大学生や社会人である場合は、空いた時間にデザインを学ぶスクールに通うなどするといいでしょう。あまり多くないですが、未経験可のデザイン系の会社に入り、基礎からみっちり学ぶのも一つの手段です。もちろんデザインのスキルはDTPオペレーターの仕事にも生かせるものですし、給与にも影響するので、学んでおくに越したことはありません。
また、デザイン能力だけでなく、DTPソフトを使いこなすスキルと知識が必要。現在は『InDesign』がDTPソフトとして主流ですので、DTPデザイナー・DTPオペレーター共にInDesignの操作スキルと知識が必須です。他にも『Illustrator』や『Photoshop』といったソフトも、画像を編集するだけでなくDTPソフトとして用いられることもあるため、スキルと知識は必須といえます。
DTPデザイナーやDTPオペレーターになるための必須の資格はありませんが、「DTP検定」や「DTPエキスパート」といった、DTPソフトの操作技術や知識を評価する検定に合格しておくと、就職の際に有利に働きます。

■それぞれの給与はどうなっているの?
次にDTPデザイナー、DTPオペレーターの給与についてです。まずDTPデザイナーですが、こちらは「デザイン」という専門性の高いスキルが要求されるものの、正社員の場合はだいたい300-350万円の年収のようです。サラリーマンの平均年収が400万円といわれていますので、それよりも低い数字です。また、DTPデザイナーは時給による募集も多く、1,000円-1,200円といった金額での募集が多く見られます。
DTPオペレーターについては、DTPソフトを使いこなすスキルは必要ですが、そこまで専門性の高いスキルではないため、年収は300万円前後のようです。時給による募集の場合は、1,000円前後の募集が中心です。いずれにしても、そこまで高収入ではないようです。
ただし、デザイン会社で役職に就く、またはグラフィックデザイナーとして有名になるなどすれば、収入は大きくアップする可能性があります。顧客が多く付けば、独立してデザイン事務所を立ち上げるといったケースもないわけではありませんから、そういった意味では広がりのある仕事といえるでしょう。
DTPとは何か、またDTPデザイナー・オペレーターについてご紹介しました。将来DTPデザイナー・オペレーターを志す人は、ぜひデザインの勉強をして夢に向かってがんばってくださいね。
(中田ボンベ@dcp)

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