デリヘル嬢を体当たりで熱演「簡単なことなんてなかった」女優・瀧内公美の葛藤に迫る<インタビュー>

モデルプレス

(C)2017『彼女の人生は間違いじゃない』製作委員会

【瀧内公美/モデルプレス=7月15日】7月15日に初日公開を迎えた映画『彼女の人生は間違いじゃない』で主演を務める女優の瀧内公美(たきうちくみ/27)が、インタビューに応じた。

◆東日本大震災後の福島県が舞台

同作は『ヴァイブレータ』『さよなら歌舞伎町』で知られる廣木隆一監督の作家デビュー作となった同名小説を映画化。

舞台は廣木監督の故郷である福島県。瀧内が演じる主人公・みゆきは東日本大震災で被災し、仮設住宅で父と二人暮らし。平日は市役所で働き、週末だけ東京でデリヘルのアルバイトをする生活を送っている。進む未来が見えずもがきながらも、光を探し求める日々を送る者たちの姿を描いた物語。瀧内のほか高良健吾、柄本時生、光石研らが出演する。

モデルプレスでは、オーディションで掴んだ役柄への思いや役作り、体当たりなシーンに果敢に挑んだ胸中などについて瀧内にインタビューを行った。

◆「苦労したことは全て」難役への葛藤

― みゆきは福島の仮設住宅に暮らし、週末は“YUKI”としてデリヘルのアルバイトをしている女性という難しい役どころだったかと思います。役作りはどのようにしましたか?

事前にデリヘルをやっていらっしゃる方にお会いして、説明を聞いて、そのあと講習を受けたりお話しさせて頂いたりして、心の部分を探りながら、YUKIとしての存在の在り方と、みゆきの心に繋げました。

福島編は、現地の方にどういう経緯があってこの仮説住宅に来たのかなど、お話を聞かせて頂きました。また、福島の民報新聞を五年前から下調べして福島に入ったので、実際にいろんな場所を見に行って、自分の思ったこと、世間で知ることと現実の違いをどう感じるか、役作りしていきました。

― 体当たりなシーンも多かったですが、演じていて苦労したことや、役柄に共感したことがあれば教えてください。

苦労したことは全てです。福島に住んだこともなければ、震災の被害も少なく、デリヘルの仕事もしたことがないので、こんなイメージかなぁ?では、雰囲気とか見たことあるものになってしまうので、やっていて簡単なことなんてなかったです。

自分の居場所を探すために自分で前へ進んでいこうとするところは共感しました。

― 今回オーディションを経て抜擢されたということですが、監督からかけられた言葉で印象的に残っているものはありますか?

あるシーンがどうしても出来なかったときに、監督に「みゆきちゃんかわいそうだよ」って言われたことです。みゆきをやってるときは、みゆきのことが嫌になったこともあったので、本当に監督はみゆきを愛しているなと思って、自分の不甲斐なさを感じました。

― 高良健吾さんをはじめ共演者との交流、現場の雰囲気はいかがでしたか?

現場は淡々としていたので、福島の静かな寒さもあって、すごく張りつめた空気はありました。

― 作品を通して観客に伝えたいことは?

みなさんがどう感じてくださるかはわからないですが、人の生き方は十人十色。どこか世の中が偏っていなければならないような風潮にありますが、もっと自由でいいと思うし、みゆきがお父さんが勇人が間違っていることがあっても、それも必ず前に進んでいて生きている証拠です。劇中にいる人物を愛してあげてほしいですね。

― 瀧内さんが考える夢を叶える秘訣を教えてください。

夢を叶える秘訣は、わたし自身全て叶えてはいないので分からないけれど、ぶれないことかなぁと思います。ぶれてもちゃんと芯に戻ってくるというか、水のように柔らかく、人の輪の中にちゃんと入れる環境を整えることかなと思ってます。

― ありがとうございました。

映画『彼女の人生は間違いじゃない』7月15日よりジューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国順次公開。(modelpress編集部)

■瀧内公美(たきうち・くみ)プロフィール

出身地:富山県
誕生日:1989年10月21日
身長:167cm
特技:バトントワリング、水泳
趣味:ウォーキング、落語を聴くこと、映画鑑賞

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