夏の北アルプス登山で人気!「白馬岳」で大雪渓と天空の花畑が奏でる大自然を満喫<登山レポ>

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夏の北アルプス登山で人気!大雪渓と天空の花畑が奏でる大自然を満喫できる「白馬岳」に挑戦(C)モデルプレス

【女子旅プレス】8月の祝日として2016年に施工された「山の日」。山が脚光を浴びる祝日にちなみ、これまで趣味で国内外の山にチャレンジしてきた“山ガール”による「白馬岳(しろうまだけ)」登山レポをお届け。白馬岳は富山県、長野市をまたぎ北アルプス北部に位置。夏の北アルプスで人気の穂高、槍ヶ岳、剣岳に並ぶ登山者に人気の高い山です。


◆山ガール、白馬岳挑戦レポ♡

今回向かった白馬岳は、標高2,932m、標高差約1,700m。日本三大雪渓の一つ「白馬大雪渓」を登るルートが人気で、基本コースタイムは以下の通り。

猿倉荘 ---(約70分)--- 白馬尻小屋 ---(約260分)--- 白馬山荘 ---(約15分)--- 白馬岳

♥まずはバスで「猿倉荘」へ

まずは、JR白馬駅前のバス停より猿倉線に乗車し、猿倉というバス停で下車。バス停前は朝6時前にも関わらず長蛇の列。

夜行バスやJRの「ムーンライト信州」という夜行快速列車に乗ってやってきた登山者で溢れかえり、バス車内もすし詰め状態です。

白馬岳への玄関口となる「猿倉荘」には公衆トイレ、給水所が整備されているので、事前にの登山準備もばっちり。マイカーで来た人のための駐車場も完備されています。登山届は必ずここで提出していきましょう。

♥いざ登山へ出発

ブナとトチの原生林の中を抜けて工事用林道へ。高低差もさほどなく整備されている道なのですいすい歩いて、続く木道を抜けてしばらくすると、「白馬尻小屋」が見えてきます。

小屋の前に鎮座する大岩に書かれた「おつかれさん!」という言葉で、一気に気持ちは休憩モードに。ここではようやく辿り着いた大雪渓を前に、みんな思い思いの休憩時間をとっていました。

店先には乾きを潤す、缶ビールやペットボトルドリンクの販売所もあるので無理せず小休憩していきましょう。

♥大雪渓を登る際のポイント

大雪渓への入り口に立てられた看板には、山についての情報が細かく羅列されているので、ここでしっかり確認しておくこと。雪渓が崩れたところは秋道ルートに変わります。

雪渓では滑落や転倒防止のためアイゼンは必ず装着すること、ポールもあると尚良いです。

雪渓上には目印代わりの紅ガラが撒かれているだけでなく、登山者の踏跡もあるので、その踏跡に合わせて一歩一歩進んでいきます。

また登り一辺倒で雪渓しかないので、風を遮る休憩場所はありません。そのため体力キープの為にも無理なく自分のペースで登るのがベスト。また、雪の上を吹く風は冷たいので1枚多く羽織ってから登ることをおすすめします。

♥ここから難易度アップ、いざ大雪渓へ

大雪渓入口からは、この雪渓で出来た雪の道を登り進めていきます。

まずはアイゼンをしっかり装着して。大人の頭部と同じくらい大きな石が登山ルートまで落石してくることもあるため、雪解けの影響で落ちてくる落石には厳重注意。

クレバス(雪の割れ目)の近くは雪も薄くなっている可能性があるのでこちらも要注意。

進む先はひたすら立派な雪渓が続きます。振り返ると眼下に登ってきた山々を一望でき、少しだけ疲れも報われるよう。

♥美しい花々が歓迎

大雪渓を抜けると徐々に緑が広がりはじめ、それに交じって、あちらこちらに色々な種類の高山植物の花々が咲き誇ります。寒々しい雪原から一変、今度は季節を一気にまたいで初夏を迎えたかのように生き生きとした緑に覆われた風景が広がる、雪渓と花畑の不思議なコントラストも白馬岳ならではの光景です。

ミヤマキンポウゲ、ノビネチドリ、ハクサンイチゲ、ミヤマゼンコ、テガタチドリやミヤマオダマキ…気温が低くてもこれだけ美しい花々が咲いていることにびっくり。

♥「白馬山荘」からはいよいよラストスパート!

白馬岳頂上直下にある「白馬山荘」に到着すれば、白馬岳コンプリートまでいよいよあと少し。

「白馬山荘」は収容人数800名という日本最大級の山小屋で、小屋の前は広い青空と杓子や白馬が連なる絵ハガキのような絶景を楽しむ登山客で賑わいます。

足元にはここから見える山の位置と名前が記されている心遣いも。白馬山荘で絶景を眺めた後は、さらに頂上を目指すべく「白馬山荘」の間を抜けて白馬岳山頂へ。ちなみに「白馬山荘」に宿泊する場合は先に宿泊手続きを済ませてザックを置いてから登れば、荷物がなく楽に登れるのでおすすめ。

少し大きめのコロコロした石の道を進む道すがら、ミヤマキンポウゲも咲いていて、眼下に広がる雲を借景に花が咲く光景はなんだか幻想的。白馬村を見下ろせば、今自分がどれだけ高い場所にいるのかが窺えます。

山頂は周りはゴツゴツした岩に覆われてはいるものの、傾斜が少ない広いスペースがあるのでゆっくりと北アルプスの名峰(槍ヶ岳・穂高岳・剣岳)や景色を眺めることができて爽快な気分。

南には立山、剣岳、その奥には穂高岳、槍ヶ岳。南東方向には八ヶ岳、その奥に富士山も少し見えます。

天気がよければフォトジェニックな写真も撮れちゃうかも。そして夕日が沈むにつれ、空の色が刻々と変わりゆき、そのまま静かに夜を迎えます。

♥登山によって改めて気付かされる地球の大切さ

登山は日の出とともにスタートし、日の入り前には終了するため、人間の都合ではなく自然環境や天候が行動を左右します。

登りも下山も辛く感じることは多々あるものの、日常では出会えない自然の雄大さに触れて、忙しい日常の中で忘れがちな自分自身をゆっくりと取り戻すことができ、心がとても潤います。

また、自分の足で頂上に到達した時の、普段なかなか感じることのできない爽快な気持ちに満ち溢れた達成感も登山の醍醐味。

天気が悪い時は途中で登頂を諦めることもありますが、自然は偉大で人間は敵わないものと痛感させられ、自分も地球に住む、いち生物にすぎないと感じます。

だからこそ人間だけではない地球で暮らす生物全てのために地球をもっと大事にしなければ、などと壮大な想いに耽ってしまう瞬間も…。

一度登ってみて、また行きたくなるかどうかはあなた次第ですが、とある時にふっとまた山に行きたくなる瞬間こそが、山に魅せられた証拠であり山の魅力なのです。(女子旅プレス/modelpress編集部)

※記事は女子旅プレスの調査及び主観に基づくものであり、サービスが保証されるものではありません。

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