佐野勇斗、“新垣結衣にもらった一言”がじんわり温かい 瑛太からのアドバイスはオーディションで即実践 モデルプレスインタビュー

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モデルプレスのインタビューに応じた佐野勇斗 (C)モデルプレス

【佐野勇斗/モデルプレス=10月12日】佐野勇斗(さの・はやと)、19歳。昨年、ドラマ「砂の塔~知りすぎた隣人」の“お兄ちゃん”役で注目を浴び、5人組ボーカルダンスユニット・M!LK(ミルク)のメンバーとしても奮闘する彼は、いつだって素直でまっすぐだから、年上に囲まれる現場では本当の弟や息子のように愛される。新垣結衣、瑛太ら名だたる俳優陣と共演した映画『ミックス。』(10月21日公開)でもそうだ。新垣からは、シンプルだけど心にじんわりと響く温かな一言。そして“ゲーム友達”になった瑛太からは、男同士の熱いアドバイスを受けることがあったという。


◆新垣結衣の一言がじんわり温かい

― 新垣さんとは映画『くちびるに歌を』(2015)以来、2年半ぶりの共演となりました。

佐野:『くちびる~』では半年ぐらいご一緒させていただいたのですが、『ミックス。』にインして3日間ぐらいでその半年の会話量を超えるくらいお話をしました(笑)。『くちびる~』の時は役柄の影響もあり、あまり直接お話できる機会がなくて。今回は控室からずっと一緒にいさせてもらったので、お姉ちゃんみたいな感じでお芝居や今後の仕事についての相談を本当にたくさんさせてもらいました。優しくて明るくて、すごく気にかけてくれるし、本当にこんなお姉ちゃんがいたらいいなって思いました(笑)。

― やはり現場では弟キャラ?

佐野:僕、普段はなかなか年上の人に甘えられないタイプなんです。兄弟では一番上で、M!LKでも最年長だし、どちらかと言えばしっかりしているタイプ(笑)。だけど今回ばかりは皆さんが優しくしてくださったので甘えさせてもらいました。

― 新垣さんと改めて共演して、刺激を受けた部分はありますか?

佐野:新垣さんはすごくストイックな方です。何ていうんだろう…言い方がおかしいかもしれないんですけど、あのくらい有名になったら「サボっちゃおうかな」って思ったっておかしくないじゃないですか?!

― (笑)

佐野:「気を抜いても大丈夫」って思ったりするのかな?って(笑)。でも新垣さんは全くそんなことなくて、控室でも常に台本を読んで確認したり、何か書き込んだりしていて。演技ももちろん上手なんですけど、役に対する姿勢がすごいなって。みんなを引っ張るというよりは、その場の雰囲気を和ませてくれるような、細やかな姿勢がすごく勉強になりました。

― 何かアドバイスを受けたりすることも?

佐野:「何かアドバイスください」って言ったら、「私がそんなアドバイス言える立場じゃないから」って。

― 新垣さんらしいですね。

佐野:でも「佐野くんはそうやって明るく面白い感じでいれば絶対大丈夫だから。そのままの感じを忘れないで」と言ってくださいました。

◆瑛太のアドバイスをオーディションで即実践

― 温かい一言ですね。瑛太さんとはいかがでしたか?

佐野:瑛太さんとはゲーム友達になりました。瑛太さんが現場でゲームをやっていたので「何をやっているんですか?」って聞いたら、「お前も入れ!」ってチームに入れてくれて。毎日一緒にやっていました。

― 瑛太さんと“男同士の話”はしましたか?

佐野:撮影中、あるオーディションを受ける機会があったんです。そこで瑛太さんに「どういう風にすればいいですか」って相談したら、「とりあえずでっかい声出して、他の人と違うことをしろ!それだけでいいから!」と言われて。

― それもまた瑛太さんらしい(笑)。

佐野:それで早速、実践したんですよ!違うことをやろう!ってことで、思いっきり。

― おお~!それで、結果は…?

佐野:落ちました(笑)。

― 残念!

佐野:それで瑛太さんに結果を報告したら、「俺も大きい声でやったら落ちてたわ!」って(笑)。

― (笑)。それも瑛太さんならではの慰めだったのかもしれませんね。

佐野:「みんなと違うことをすれば印象に残って、また次の機会につながるから」って。そうなるといいですね。

◆佐野勇斗の部屋の壁には、文字がビッシリ!

― 今作は卓球の男女混合ダブルス(=ミックス)をモチーフとした恋と人生の再生物語ですが、改めて完成した作品を観て、どのように感じましたか?

佐野:僕が出演してないシーンももちろんあるので、全部繋がったものを観て「おお、やっぱりすごいな」と思いました。笑いはもちろん、キュンとしたり感動するところもあって、色んな要素が詰まっているので「これは面白いぞ」と。でも正直、初めて観た時は自分の芝居が不安すぎて…。

― 客観的に観られなかった?

佐野:はい。自分のことが不安で、自分の芝居ばかりに目が行ってしまって。

― ご自身のお芝居に対してはどう思いましたか?

佐野:反省点は多々あったんですけど、引きこもりの優馬が卓球を通じて成長していく姿というのは、あの時点での僕の最善を尽くして演じられたんじゃないかなと思います。

― 優馬がきっかけで、卓球クラブのみんなが動かされるクライマックスはグッときます。コメディの要素で言うと、鼻血を出すシーンがかわいかったですね(笑)。

佐野:僕の中でも一番というくらい好きなシーンです(笑)。優馬も思春期の少年なんだな、っていうのはあそこで伝わるかなと思います。

― 今回は引きこもりの高校生という役柄ですが、いつも役作りで一番最初にすることは?

佐野:まず絶対に台本の一番後ろのページに役の名前を書きます。それで自分が「こういう人だ」と考えたものを箇条書きにしていく。自分に似ていないところをどうするかっていうのが問題になってくるんですけど、今回はオタクで物事に熱中するタイプというのが難しいなと思ったので、『電車男』を観ました。仕草とかすごく参考になりましたね。

― そのページには結構びっしりと書き込まれていそうですね。

佐野:はい。「佐々木優馬」「オタク」「卓球だけが唯一の居場所」という風に。裏設定も自分で考えたりして。僕は最初、優馬のことを引きこもりで内気な役だと思っていたんですけど、監督から「卓球クラブでは普通にはっちゃけた明るい子だから」と言われたので、それも書きました。ドーンと「明るく演じよう」って。

― セリフはいつもどうやって覚えるんですか?

佐野:セリフはあまり覚えるっていう感覚がないんです。台本をバーッと何回か読んで…2回ぐらいですかね。

― すごいですね。

佐野:自分でも不思議なんですけど。なんとなく頭に入っていきます。

― 台本を覚える時の定位置は?

佐野:ベッドの上。壁に寄りかかって読んでいますね。絶対そこです!

― 佐野さんはいつも笑顔なので、引きこもりの優馬とは真逆でしょうか。

佐野:そうですね。でも実は僕もそんなに明るくない一面があるんですよ。優馬は自信がないんですけど、僕自身も自信を持てないタイプなので。そういうところは演じやすかったです。

― 自信がないというのは、どういう時に?

佐野:常にです。

― 常に?意外ですね。

佐野:M!LKの活動で言うと、(板垣)瑞生とかは振り切ってカッコつけるんですけど、僕はそういうのができない。だからいつも笑いの方向にもっていっちゃうんですよ。そういうのも自信がない表れだなって。

― 自信をつけるために常に明るく笑顔でいる、というのもあるかもしれませんね。それじゃあ、時には優馬みたいにファミレスで落ち込むことも…

佐野:ないです!(即答)

― それはないんですね(笑)。

佐野:自信はないけど、落ち込むこともないんです。そこは結構ポジティブで。ポジティブなのかバカなのか、どっちなのか…(笑)。

― (笑)

佐野:落ち込んでいてもしょうがない!ちゃんと受け止めて、反省はするけど「これもいい経験だな」と思って次に生かします。

― ほかにも、佐野さんが大切にしている教訓のようなものはありますか?

佐野:今回、共演した田中美佐子さんにすごく緊張をほぐしていただいたんですけど、その中で「命をかけた芝居をやれ」と教えていただきました。大掛かりなシーンはもちろん、例えばここにあるコップで水を飲む、というだけのシーンでも命がけでやれと言われて。

作品に色々な人が関わっているということも含めて全部、バトンのリレーのように繋がって良い作品ができるものだから。本当に小さなシーンに対しても命がけで、考え抜いてやりなさいと言っていただいて。「確かに」と思って、部屋の壁にバーンって貼りました。「命がけで芝居やる!」って。

― 自分で書いて?

佐野:はい。筆ペンで(笑)。

― 筆ペン(笑)。漫画みたいですね。

佐野:そう、「必勝!」みたいな(笑)。やる気が出るので。忘れないように、目につくところに貼って、毎日「命がけで芝居!」と思っています。

― 大切なことですね。ほかに貼ってある言葉は?

佐野:めちゃくちゃありますよ!友達が遊びに来ると引かれますもん。「何これ」って(笑)。

― そんなに!?(笑)

佐野:本当に!めちゃくちゃ書いてあります!減量している時とかは「炭水化物は朝だけ」とか(笑)。本当に細かいことも、忘れちゃいけないことは全部箇条書きにして壁に貼るんです。

― それは達成したら剥がすんですか?

佐野:いや、常に気をつけていなきゃいけないことばかりなので(笑)。

― なるほど。

佐野:昔からそうなんですよね。小学校の時も、テストに向けて「絶対90点以上!」とか。書かないと遊んじゃうので(笑)。

― 台本に箇条書きにするというのもそこから来ているんですね。

佐野:そうですね。

― 佐野さんの部屋の壁は文字だらけ…(笑)。

佐野:文字だらけですね(笑)。「謙虚」っていうのもあります。

― 謙虚。

佐野:『ミックス。』で共演した皆さんがすごく謙虚な方たちばかりだったので。常にこういう姿勢を忘れないようにってことで、「謙虚」。

― ちなみに今貼ってある中で一番古いものは?

佐野:「砂の塔」の時のやつかな?プロデューサーさんに「お前の芝居で視聴率は変わるぞ!」と言われて。どれだけの人が関わっているか考えて頑張れと言っていただけたので、それも貼りました。

― そうやって一つ一つやり過ごさずに文字に残すのは偉いですね。

佐野:いただいた言葉は忘れちゃいけないなと思って。

◆もうすぐ20歳…まだ大人になりたくない!

― 色々なアドバイスを糧に成長する中で、演技に対するイメージも変わってきましたか?

佐野:演技は正直、まだ難しいですね。でも今回『ミックス。』に出て、やっぱり楽しいなって思いました。本当に自由にやっていいんだと思って。お芝居は答えがないものだから、とりあえず自分の思うことをやってみて、ダメって言われたらダメというような感じで。佐々木優馬という人物を自分で作り上げることの楽しさを学びました。

― 「砂の塔」から一年が経とうとしていますね。

佐野:「砂の塔」の時はいっぱいいっぱいで周りが見えなかったんですけど、今は「この人はこういう感じでお芝居をしているから、僕はこうしよう」という風に考えたり、ちょっとだけ心に余裕ができたのかなと。

この一年、すごく短く感じました。っていうことは、充実していたんだなと思います。

― 10代もあとわずかですが、20歳になるまでにやっておきたいことは?

佐野:えー…もうちょっと甘えたいですね(笑)。

― (笑)

佐野:大人になっちゃったら甘えられないなと思うので。もうちょっとワガママ言おうかな(笑)。

― 例えば?

佐野:「ちょっとお休みをください」とか…冗談です(笑)。でも20歳に向けて、しっかり一生の仕事として頑張っていきたいと思っているところなので、今はその準備段階というか、まだたくさん失敗してもいい時期かなって。もっと色々挑戦して、たくさん失敗して…恥ずかしくない大人になっていきたいですね。

― 20歳になるのは嬉しい?

佐野:嬉しくないです!(キッパリ)

― 正直だ~(笑)。

佐野:色んな現場に行くと、皆さんお酒を楽しんでいるので、そういう面ではうらやましく思うこともあるんですけど…。

うーん、やっぱりまだ大人になりたくないなあ(笑)。

(modelpress編集部)

■佐野勇斗、最近の【喜怒哀楽】
【喜】
M!LKのメンバーが、僕が別の撮影でダンスの振り入れに行けない時に、個別で連絡をくれて教えてくれること。(吉田)仁人も「大変だろうけど、明日のために歌詞を確認してきて」ってLINEを送ってくれたり。気にかけてくれるのが嬉しいです。

【怒】
↓の事件で怒られたこと(笑)。

【哀】
ホテルに泊まった時に、服がちょっと足りなくなったので、浴槽で手洗いして。エアコンにハンガーを引っ掛けて干したんですよ。そしたらガガガガーって巻き込まれて、ハンガーが取れなくなっちゃった。悲しいっていうか、やらかしてしまったなと(汗)。

【楽】
気を許している友達と古着屋さんに行って、焼肉食べて、家に泊まる。何気ない会話が本当に楽しいし、疲れが取れますね。

■佐野勇斗(さの・はやと)プロフィール
生年月日:1998年3月23日
出身地:愛知県
趣味:漫画収集
特技:サッカー、空手(1級)、書道(6段)

2015年に映画『くちびるに歌を』で俳優デビュー。2016年は舞台『ポセイドンの牙』、ドラマ「ドクターカー」(日本テレビ系)、「砂の塔~知りすぎた隣人」(TBS系)等に出演。映画『ミックス。』が10月21日公開、『ちはやふる -結び-』、『3D彼女 リアルガール』が2018年公開予定。5人組ボーカルダンスユニット・M!LK(ミルク)のメンバーとしても活躍。


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