10周年を迎えた“男装ユニット”風男塾、野音のステージで武道館への夢を宣言

ORICON NEWS

 2017年9月に10周年を迎えた“男装ユニット”風男塾(ふだんじゅく)が7日、日比谷野外音楽堂にて、10周年記念ライブ「FUDAN10KU LIVE 10th ANNIVERSARY in 野音」を開催した。



 2007年の結成以降、メンバーの卒業&加入を繰り返しながら進化を遂げてきた風男塾。今年3月に、初期メンバーだった青明寺浦正(せいみょうじ・うらまさ)と赤園虎次郎(あかぞの・こじろう)が卒業。そして、新メンバーの紅竜真咲(くりゅう・まさき)と草歌部宙(くさかべ・そら)が加入し、新体制となって新たに歩み始め、9月27日には初のベストアルバムをリリース。



 10周年記念ライブ当日、昼間に降っていた雨も上がり、超満員の風王(風男塾のファンの総称)がライブの開始を今か今かと待ち望む中、オープニング映像でスタート。デビューから現在までの10年間の歴史を綴った懐かしい映像と、ナレーションを務めた卒業メンバー・武器屋桃太郎の声に客席が沸き立つ。



 そして、ステージ中央からメンバーが登場し、新メンバーの紅竜と草歌部の加入後、新体制で初披露となる『証-soul mate-』からスタートすると、会場のボルテージは一気に上昇。熱気に包まれるなか、風男塾の代表曲でもある『同じ時代に生まれた若者たち』、メンバー紹介が盛り込まれた『七常の風器 (2017 六常の風器 ver.)』、デビュー曲『男坂』と、長年愛され続けている初期の楽曲を立て続けに披露。そして、『17's STAR』、『人生わははっ!』、『BE HERO』、『With You』から、『チェンメン天国』や『Love Spider』ら9曲のメドレーと、一気に続き前半を盛り上げる。



 中盤にさしかかると、風男塾ライブ恒例のVTRコーナーへ。メンバーそれぞれが、印象に残っている伝説のVTR企画への思いを語り、懐かしの映像が流れると、笑いに包まれる会場。そして、衣装を着替えたメンバーが登場すると、『雨ときどき晴れのち虹』をアコースティックバージョンで披露。すると、メンバーにはサプライズで、ファンの有志によって、会場全体がペンライトで虹色に染まる。曲のタイトルそのままに、雨模様から陽がさし、澄み切った夜空の野音にかかった眩いまでの虹に、メンバーも感動しきりの様子だった。また『ラブメッセージャー』で初となるアカペラにも挑戦し、メンバーの重なり合う歌声が野音に響き渡った。



 ライブ終盤には、メンバーそれぞれのデビュー曲となる楽曲を披露。『瞬間到来フューチャー』(仮屋世来音/かりやせ・らいと)、『NOIR~ノワール~』(藤守怜生/ふじもり・れお)、『風一揆』(愛刃健水/あいば・けんすい)、『無敵!夏休み』(瀬斗光黄/せと・こうき)と、歌唱中、後ろのモニターには各メンバーの加入当時の懐かしい映像も流され、メンバーの成長を実感。



 そして、新メンバーにとって、デビュー曲であり、新体制の風男塾にとって初のシングル『新たなる幕開けのための幕開けによる狂詩曲~キミがいればオレたちも笑顔∞(無限大)~』を歌唱。ラストには、『下を向いて帰ろう』、今年3月に卒業した青明寺&赤園のラストステージのために書き下ろされた『希望の夕陽が燃えている』で本編を締めくくった。



 会場の興奮冷めやらぬ中、アンコールに応え、再びステージに登場し、会場に詰め掛けた風王とともに『絆』を熱唱。新メンバーの草歌部と紅竜が、加入半年で野音のステージに立つというプレッシャー戦いながら、この日を迎えたという心境を語ると、瀬斗は初期メンバーが卒業し、自分たちが引っ張る立場となり、不安な時期もあったと胸の内を明かすなど、一人ひとりファンへの感謝や正直な想いを語る。



 そして、最後に瀬斗が3年前の野音でも赤園が宣言していた目標を改めて宣言したいと語り、風王たちが大いに期待するなか、まさかの「俺たちは野音に立ちたい!」と宣言してしまい、藤守から「ここ、野音ですよ…」と冷静に突っ込まれ、笑いが巻き起こる。その後、改めて、メンバーと風王の全員で、「俺たちは日本武道館に立つ!!」と宣言。大事なところでうっかりミスをしてしまう瀬斗らしさ全開の宣言に、微笑ましい空気が流れていた。そしてラストは、そんな大きな夢を掲げる“男”たちにピッタリな『いい男』で盛り上がり、10周年と新たなる幕開けにふさわしい野音ライブの幕を閉じた。



 11月23日からは新体制での初の全国ツアーも決定している風男塾。10周年という節目を迎え、新たなるスタートを切った彼らが、今後どんな進化を遂げていくのか、期待が膨らんだライブだった。



 なお、オーディションサイト『Deview/デビュー』では、風男塾のロングインタビューを掲載中。新生・風男塾への想い、新メンバーの魅力、初のベストアルバムについて、最新曲への想いなどをたっぷりと語っている。

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