【夏南の法則 Vol.15】考え方を育てる

【夏南の法則 Vol.15】考え方を育てる

大屋夏南<連載コラム>毎週月曜日更新
モデルの大屋夏南が
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【夏南の法則 Vol.15】考え方を育てる

“Agree to disagree”

海外のドラマやトーク番組を見ていると何回か出てくるこの言い回し、最初に聞いた時は「あ、そっか!」とストンと自分の中で納得がいった。

直訳すると「同意しないことに同意する」「意見の不一致に同意する」という意味で、平たく言ったら互いの意見の違いを受け入れるということ。

この感覚、日本ではあんまりメジャーではない気がするけど、いろんな人種がいて多くの文化や宗教がある海外で市民権を得るのは自然な気がする。

考えが違って当たり前、だっていろんな人がいるんだから。
考え方は違うけど、それもリスペクトする。

これ、すごく大事なことだと思う。

このAgree to disagreeというポイントにたどり着くには、自分の意見をハッキリ言うことが大前提になるわけだけど、ぶつかったり摩擦を起こしたりすることを避けがちな日本ではあまり馴染みのない概念なのかもしれない。

もちろん円滑な人間関係を育むためにある程度の気遣いは必要だけど、もし人に合わせるため、いつも自分の気持ちに嘘をついてるなら、そのたびに自分の中で何かがすり減っていくはず。

自分が何者か、何が欲しいのかわからなくなるのは、それを繰り返すことによって“元の形”が分からなくなることからくるんじゃないかなって。

子供の頃はどうして自分の意見をハッキリ言うと、「ワガママ」や「生意気」などと言う形容詞がセットになってしまうのか分からなかったけど、社会に揉まれ、発言することに伴うリスクや、みんなと“同じ”か“違う”かということに多くの人が神経質になっているのを知りました。

前に「Protect your magic」と書いてある写真に“人にどう思われるかより、自分がどう思うかが大事よね”というキャプションをつけてインスタにポストしたけど、自分の気持ち、自分らしさをもっと大事にしてあげてもいいと思う。

もちろん自分らしい人生を送ることだけがすべてじゃないし、結局は何を優先するかというプライオリティーの問題になるけど、自分を好きになることよりも、人から好かれることの方が優先されるのはどうもしっくりこないのです。

だから、やっぱり互いの違いを認められる環境が大事かなって。

そうしたら余計な心配なくのびのびと意見交換をして、新しい視点や選択肢を知ることができる。

ある人が「自分の常識なんて小さい世界だよ」って言ってたけど、大人になるとなんとなくわかった気になっちゃって、新しいものや自分と違うものを受け入れるスペースが無くなっていく。

でも、その中だけで何かを判断し続けたら、どんどん自分の世界を狭めていくことになっていく気がするのです。

考え方やものの見方は自分のフェーズや、経験で変わっていくように、「育てる」もの。

成長するチャンスを逃さないよう、“開いた”状態でコミュニケーションを取ろう。

【夏南の法則】バックナンバー

written by大屋夏南

1987年生まれのブラジル出身。17歳でモデルデビュー、数々の人気雑誌やファッションイベントに出演。
また、私服、美容情報など彼女のライフスタイルがいち早くチェックできるインスタグラム、YouTubeなどのソーシャルメディアはもちろん、3冊目のスタイルブック「purple」を出版するなど幅広く活躍中。

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